取りこぼしてはいけない計画の問題

昨日は、二級建築士学科試験の本試験でした。
難易度としては、ほぼ例年通りだったようです(恐らく各教科の足切り点は13点、基準点は60点になるものと思われます)。自己採点の結果、合格点に届いている場合は、即製図試験の準備をしましょう! 毎年、学科試験で燃え尽きてしまう卒業生がいますが、当然のことながら製図試験を突破しないと二級建築士にはなれません。大変にキツい試験ですが、これが建築士試験です。もう一度気合いを入れ直して精進していきましょう。
今年の二級建築士製図試験についてはコチラ

また、自己採点の結果、不合格となってしまった場合は、今一度、今までの自分の勉強スタイルというものを見つめ直し、今後のことを考えていきましょう。可能であれば、来年度に向けて諦めずに頑張ってほしいと思います。

そして、今度は一級学科の本試験(7/12(日))がやって来ます。自分が把握している限りにおいて、専門学校の卒業生では5名程が挑戦する予定です。
とにかく取りこぼしをしないこと!
これに尽きます。
そういう意味で、下の問題は、絶対に取りこぼしてはいけない代表格の問題です。勉強の合間の息抜きにでも気楽に解いてみて下さい。

 

学科Ⅰ(計画)(1級過去問 H25)
問 住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  1. サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー構造を有し、介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスの提供等に関して一定の基準を満たし、単身高齢者世帯、高齢者夫婦世帯等の居住の安定を確保するための賃貸等の住宅である。
  2. コレクティブハウスは、各住戸の独立性を保ちながら、子育てや家事等の作業を共同で担い合う相互扶助的なサービスと住宅とを組み合わせた集合住宅である。
  3. シルバーハウジング・プロジェクトは、高齢者の生活特性に配慮した住宅及び附帯施設の供給並びにライフサポートアドバイザーにより福祉サービスの提供を行う地業である。
  4. コーポラティブハウスは、建築主が入居希望者の意見に従い建築する賃貸集合住宅である。

 

 

(解答・解説)
  1. 設問は、正しい記述です。
  2. 超頻出の設問です。正しい記述ですので、頭に叩き込んでおきましょう。
  3. 設問は、正しい記述です。
  4. 超頻出の設問です。コーポラティブハウスとは、自ら居住するための住宅を建設しようとする者が組合を結成して、企画・計画から建設・入居・管理まで行う協同組合運営方式の集合住宅です。設問は、誤った記述となります。

従いまして、答えは4.となります。

以上、「コレクティブハウス」と「コーポラティブハウス」の違いに関する出題に対しては、必ず得点できるように明確にしておきましょう!
意外にも本試験では、こういう問題を取りこぼしてしまいがちですので要注意です!!

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