張り石・タイル張り工事の問題

本日は、施工です。
下の問題は、難問だと思います。
1級の施工では、プレキャストコンクリートの問題が頻出で、かつ、細かい数値を問われますので、覚えるのが大変です。
ちょっとしたすき間時間にでも、気楽に眺めてみて下さい。

 

学科Ⅴ(施工)(1級過去問 H28)
問 張り石工事及びタイル張り工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  1. 張り石工事における外壁乾式工法において、石材取付け用ファスナーの面外調整機構を考慮して、下地となるコンクリート部材の位置の許容差を、±10mmとした。
  2. 張り石工事における石先付けプレキャストコンクリート工法において、シアコネクターの取付け代を考慮して、コンクリート部材に先付けされる石材の厚さを、20mmとした。
  3. セメントモルタルによるタイル後張り工法における改良圧着張りにおいて、張付けモルタルの1回の塗付け面積の限度は、2㎡以下とし、かつ、60分以内に張り終える面積とした。
  4. セメントモルタルによるタイル後張り工法において、外壁タイルの引張接着強度を確認する試験体の数は、100㎡ごと及びその端数につき1個以上とし、かつ、全体で3個以上とした。

 

(解答・解説)
  1. 正しい記述です(JASS9)。
  2. プレキャストコンクリート部材に先付けされる石材の厚さは、25mm以上とします。25mm未満だと、シアコネクターなどの取付けが困難となり、安全性・耐久性が低下するとされています(JASS9)。よって、誤った記述となります。
  3. 正しい記述です(公共建築工事標準仕様書)。
  4. 正しい記述です(JASS19)。
従いまして、答えは2.となります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です