令和2年一級建築士製図試験の課題発表!

今年の一級製図試験の課題が発表になりました。
概要は下記の通りです。

 

『高齢者介護施設』

【要求図書】
1階平面図・配置図(1/200)
各階平面図(1/200)
※各階平面図については、試験問題中に示す設計条件等において指定。

(注1)
居宅サービスを行う施設及び居住施設で構成する建築物の計画とする。
(注2)
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に規定する特別特定建築物の計画とする。
(注3)
建築基準法令に適合した建築物の計画(建蔽率、容積率、高さの制限、延焼のおそれのある部分、防火区画、避難施設 等)とする。

 

現段階で分かることは、恐らく歴史上初となる階数不明!ということです。まあ、多分、5階建てくらいの基準階タイプだと思われますが、低層階(居宅サービスを行う部分)が1階建てなのか2階建てなのか分かりません。それによって、上層の基準階(居住施設部分)の構成が変わってきます。

要求図書に「伏図」がないので、H27年のタイプが一番有力だと考えます(低層階2層、基準階3層)。ただし、H23年みたいな年もあったので、注意は必要です。あと、円滑化基準と誘導基準の違いについても、法令集でしっかりと確認しておきましょう。

今後、当サイトでも、今年の課題についてのポイントを随時更新していきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。