建築事例系の問題2

一級建築士試験の難易度は、やっぱり難しいです。学科試験の合格率は18%前後、製図試験の合格率は40%前後、総合での合格率は10~12%前後です。問題の難易度に対する捉え方には、多分に個人差が存在しますので、一概にも言えませんが、少なくとも簡単ではないと思います。挑戦する場合には、余程の覚悟をもって取り組む必要があると思います。

とりあえず、自分は学科Ⅰ(計画)は苦手でした(特に建築事例系)。
とにかく、知ってるか、知らないか、ただそれだけ、という非情な冷たさを個人的には感じます。

 

学科Ⅰ(計画)(1級過去問 H21)
問 建築や都市に関する歴史的著作物(著者名)とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. 都市の文化(ルイス・マンフォード)→ パスやランドマーク等、都市のイメージを形成する五つの要素を抽出した。
  2. 明日の田園都市(エベネザー・ハワード)→ 農村と都市の結合体としての田園都市を構想し、その経営方法についても論じた。
  3. 広場の造形(カミロ・ジッテ)→ 都市計画の芸術的側面を重視し、古代、中世、ルネサンスのヨーロッパの都市における広場の造形を分析・評価した。
  4. 建築書(ウィトルーウィウス)→ 現存する最古の建築理論書といわれ、ルネサンスの建築家に強い影響を与えた。

 

 

(解答・解説)

  1. 都市の文化(ルイス・マンフォード)では、現代の大都市が陥りやすい種々の問題について論じられています。設問の内容は、「都市のイメージ(ケヴィン・リンチ)」ですので、誤りです。

2.~4.は、それぞれ正しい組合せ(記述)となります。

よって、答えは1.となります。

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