基本的に、1日1問の過去問を紹介しています。
力試しとして、気軽に挑戦してみて下さい。
学科Ⅰ(計画)(1級過去問 H24)
問 建築部品とモデュラーコーディネーションに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 一般に、特定の需要や特定のビルディングシステムを対象とした建築部品をクローズド部品といい、不特定多数の建築物を対象とした建築部品をオープン部品という。
- 建築部品等の呼び寸法は、一般に、製作寸法とは異なる。
- パネル状のものが並んで面をなす構成材群(畳、天井パネル等)は、一般に、シングルグリッドにしたがって配列すると構成材間の互換性が高くなる。
- 日本工業規格(JIS)のモデュラーコーディネーションは、モデュロールの寸法を基本として寸法体系が定められている。
(解答・解説)
- 正しい記述です。
- 例えば鉄筋径などの呼び寸法は、厳密な製作寸法とは異なります。よって、正しい記述です。
- 正しい記述です。
- モデュロールといえば、コルビュジェが提唱した人体寸法と黄金比とから作った建築的基本尺度です。JISのモデュラーコーディネーションは、ベーシックモデュールの100mmを基準としています。よって、誤った記述となります。
従いまして、答えは4.となります。