H28年二級建築士学科試験 施工(木工事)の問題

H28年二級建築士試験 学科Ⅳ(施工)からの出題です。

問 木工事の用語とその説明との組合わせとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. ひき立て寸法 ー 木材を製材した状態の木材断面寸法
  2. 仕上り寸法 ー かんな掛け等で木材表面を仕上げた後の部材断面寸法
  3. たいこ材 ー 構造用製材のうち、丸太の随心を中心に平行する2平面のみを切削した材
  4. 仕口 ー 2つ以上の部材に、ある角度をもたせた接合
  5. 本ざね加工 ー 板材等の側面に溝を彫り、その溝に細長い木片をはめ込む加工

 

【解答・解説】
本問は、一級建築士試験においても出題される内容です。上述の中で特に「ひき立て寸法」と「仕上り寸法」の違いについては、きちんと区別できるようにしておきましょう。1.と2.の設問はどちらも正しい記述ですので、そのまま覚えてしまいましょう。答えは、5.となります。設問の説明が、雇いざねのものとなっています。以下に、簡単なイラストを付記しますので、参考にしてみて下さい。本ざねとは、木片の側面に凹凸の加工を施したものです。
近年は、二級建築士試験においても、結構な頻度で一級の過去問から出題されますし、二級で難問とされていた過去問(特に木造系)が、一級で出題されたりしています。取り扱う建物規模の違いはあるにせよ、二級建築士試験のいっそうの難化傾向が見て取れます。今年、二級建築士試験に挑戦される場合は、是非とも気合いを入れて頑張って下さい!!

 

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