来年の学科試験に向けて

卒業生の方から、来年の学科試験合格に向けて、今から何をすべきかという質問を受けましたので、以下にまとめてみたいと思います。

今の時期においては、1級も2級も共通だと思います。

すなわち、ズバリ「力学」と「法規」です。

力学においては、基本項目について、当サイトの過去ログをご参照下さい。まずは、「モーメント」と「曲げモーメント」の違い等について、明確にしておきましょう!(モーメントは外力、曲げモーメントは応力(内力)を意味します。)

そして、極めて単純な「単純梁」のM図とQ図の基本事項を押さえておきましょう!(詳しくはコチラ

1級・2級共通の出題として、3ヒンジ系ラーメン構造とトラス構造の問題があります。次回から、これらの問題の過去問を実際に解いてみたいと思いますが、いわゆる静定構造物の問題については、必ず得点できるように今から勉強しておく必要があります。

力学を苦手とする卒業生は比較的多いですが、力学は最終的には最も安定的な得点源となり得ますので、諦めずに何度も解き直すようにして下さい。

次に法規ですが、法規を億劫に思う卒業生も多いです。

法規の勉強を億劫に思う一番の原因は、法令集を引かなければならないということだと思います。そこで、オススメなのが、「法規のウラ指導」という書籍です。この問題集は、過去問ごとに関係する条文が記載されていますので、いちいち法令集を引かなくても流し読み出来ます。特に、法規の1周目の勉強に威力を発揮する書籍だと思っています。読んだことがない人は、是非一度読んでみて下さい。

法規教科の最終的な目標は、他の教科と同じように、法令集を引かなくても問題を解けるようになることです。全ての問題を法令集なしで解くことは難しいかもしれませんが、慣れてくると7割方の問題は法令集を引かなくても解けるようになります。

矛盾するようですが、2周目からは、何度も何度も法令集を引きます。一度見た条文には、必ずマーカーしておくことを忘れないようにして下さい。何度も何度も法令集を引いていると、よく見る条文と、そうでない条文が分かってきます。何度も何度も法令集を引いていると、そのうち、よく見る条文の条番号が自然に頭に入り、内容も覚えるようになります。この行為は、出来れば今のうちから始めるべきです。来年のゴールデンウィークの頃に、スイスイ法令集が引けるようになっていれば、ほぼ合格は間違いありません!!

以上、とりあえず、来年の学科試験に向けて、今すぐ着手すべき事項を挙げてみました。

長丁場ではありますが、頑張りましょう!!!

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